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1: ディジェイヌ
2026-07-12 01:32:44 NWExZjY0(34)

女子生徒を口説きに学園の行事をたびたび荒らし回る不審者。
その糸を引いていたことが明るみに出た謎の裏企業
『YAKATAカンパニー』

そんな悪意渦巻く世界を鎮静すべく、「聖櫻学園」に転入してきた一人の男子生徒「和泉アラタ」。

時に頼もしき者達と交流し、時に知らぬ世界から肥大した恐るべき闇と向き合い、彼の闘いは激化していく....

「たすけて!マイヒーロー」を題材とした青春レイドシリーズ(?)7月、8月、9月編収録。

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15: 匿名
2026-07-12 18:14:15 NWExZjY0(34)



「あーもしもし、アタシやけど....なんかちぃとおもろいことになってきたわ。それでな.....」
不意に聞こえた声に耳を向けた先のベランダに入ると、日々喜が携帯片手にニヤつくではないか。
「んま、そういう訳やから。夜頃には準備頼むでー。」
「姐やんどったん?」
わお!驚きながら振り返った日々喜は軽く手を振って笑った。
「なになに。ちょいと友達と電話しとってなぁ。せっかくこんなとこに来たんやから自慢したろ思うたんよ。」
そーかい、拍子抜けしたアラタがふと顔を上げると通りがかった男ーー雅彦が見つけたと言わんばかりの顔をして寄ってきた。
「やぁアラタ君。調子はどうだい?」
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16: ディジェイヌ
2026-07-12 18:18:30 NWExZjY0(34)

よし、断言しよう!!


一旦集まったミーティングルームにて、開口一番の声に視線が集まる。
得意気にパイプを吹かす智大はひとつ咳を払い、真上に挙げた指をそのまま垂直に下ろしビシリと突き付けて言い放った。



「狙われたのはっ!ズバリ、"セレスティア"だッッ!!!」

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17: ディジェイヌ
2026-07-12 18:39:30 NWExZjY0(34)

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どうやらクイックは最悪の事態を想定して人魚の涙のレプリカを作製したらしい。
手口としては何の変哲もないガラスの塊と....
「いやはや驚いたわい。特晶班にはどんな大層な技術師でもおるんかと思ったら、こーんなちみっこい奴なんじゃからのぅ。」
鬼ヶ島が感心しているのは掌におさまっている自動車のミニモデルーー楠葉が補足するには『カラフルコマーシャル』という特晶班所属の者らしい。
彼(?)は精巧なホログラムを生成する力を有しており、鬼ヶ島の要請に応えてガラスを伴ってやって来て、後はクイックの懐からガラスに人魚の涙のビジョンを被せることで敵を欺いた、ということだ。
「いっやー、いきなり荷物に擬態してクイックさんに渡すなんて怪しまれないかとヒヤヒヤしましたが....流石です!」
「ふふっ、貴女は経験として同行したというのに簡単に眠らされてしまったようですがね。」
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18: ディジェイヌ
2026-07-12 18:40:55 NWExZjY0(34)



「"探 偵 ・ 明 川 智 大"さんよぉ。」

これが俺達の答えさ、ニッと笑いかけられた男ーー智大は暫く呆気に取られていたがククッと笑い返しながら口を開く。
「おっとぉ、コレは一体なんのミスリードかなぁ?箇条書き的にそれらしいことを並べ立てれば素人は納得させられるけど、結局それは全て推測じゃないか。確固たる証拠には至らないね。」
その通りだ、肩を竦める智大に意外な程清々しい言葉をクイックが返す。
「あくまでも推測だからな。貴方が犯人と仮定して、もしそうならトンだミスをしてると教えに来たんだと言ったのさっ。」
「はっはーん、さては負け惜しみかい?mon-ami(※盟友)」
そう気取るも、クイックが渋らずに得意気に見せつけたモノをみると智大は驚愕した。
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19: ディジェイヌ
2026-07-12 18:42:27 NWExZjY0(34)

ーーーーーーーーーーーーーー

フフフ.....実に愉快だ、思わず笑いが込み上げてしまう。
当然か、こんな猿芝居で見事にトントン拍子が進むなどとは思うまい。
僕に不可能はない....そんなことを考えながら、奴は高速道路を疾走していた。
後は適当に話を合わせればこちらの勝ち、つまりは全て筋書だ。
全くこの程度で乗せられてしまうのが恐ろしい。
ーー僕が殺人犯でなくて、みんな本当に幸せだなぁ.....そう、完璧なんてこの世にはない。僕を除いてね。ーー
「随分と機嫌良いね。」
!?彼はクイックと言ったか。
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20: ディジェイヌ
2026-07-12 18:46:40 NWExZjY0(34)

「あらあらぁ、もう始まってはるねぇ」
竜斎邸に通ずる高速道路を封鎖しぞろぞろと停まる車両の数々の中、ひとつの前に佇む一人が爆炎上がる豪邸を見て呟く。
「さてぇ、そんじゃあ私らも行こか!」
もう一人が楽しそうに声を弾ませてボンネットから勢いよく立ち上がるが制止され口を尖らせた。
「連絡いれるまで待機しとき言うてはったやないの。」
「ズルいなぁあのコばっか楽しんでぇー」

「・・・」
二人の会話を聞き流しながら、黒服と共に佇む警察官は神経を研ぎ澄ませていた.....

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21: ディジェイヌ
2026-07-12 19:19:14 NWExZjY0(34)

※ ※ ※ ※ ※ ※ ※ ※ ※ ※ ※ ※ ※

「かくれんぼ上手いねぇ。でも、ポルターガイストを前にして、やり過ごすなんて出来るかい?」
アラタ達が隠れる教室に面する廊下に例の使い魔が溢れかえり、花男はあぶり出しのためにポルターガイストを起こし、ニタニタと待ち構える......

「どりゃあッ!!」
不意に、勢いよく掛け声が響くと、突然ひとつの教室がドアを弾きとばしながら爆風が生じ、一帯にいた使い魔が一掃される。

「やぁっと会えたねぇ~。」
目の前で木刀と拳銃を構える男女の姿を見た男は嬉しそうに声をあげるが、
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22: ディジェイヌ
2026-07-12 19:22:31 NWExZjY0(34)

※ ※ ※ ※ ※ ※ ※ ※ ※ ※ ※ ※

ーーだーるまさんが、こーろんだ.....ーー
ーーだーるまさんが、こーろんだ.....ーー
気配を辿るごとにその声が次第に近くなっていき、やがて、棟を結ぶ渡り廊下でその正体を目撃する。

「...!あれは...!」
「!?子供?でもこの気配...」

「だーるまさんが、こーろんだ。」
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23: ディジェイヌ
2026-07-12 19:27:22 NWExZjY0(34)

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「かぁわしたやぁっくそくぅっ、わすれっな、なんやねん.....」
暑さを紛らすように口ずさみながら気だるげに教室に入ると、明音やつぐみ、由紀恵らがこちらに視線を向けてくる。
どうやら聞いた話では、昨晩見廻りの者が最終チェックを終えた頃に、不気味な声が聞こえてきたらしく、学校に霊がいるのではないかと噂になったそうだ。
また、以前よりどこからか気配がした、声が聞こえたと噂にもなっているようだ。
そこで、何をしでかすか分からず神出鬼没な面を持つことからアラタの仕業ではないのか、という考えが彼女らに浮かんだというのだ。

「アホかッ!!ボクがそんな暇なことするわけあらへんやろ!その頃多分うたた寝しとるわ!」
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24: ディジェイヌ
2026-07-12 19:29:48 NWExZjY0(34)

「たしか、この辺りですね....」
鬱蒼とした森林、一筋の滝を臨める渓谷の一角へ、ひとつの真っ黒な影が姿を現す......

ヤカタカンパニー執行部、ワイズ。
彼は突如、現在調査に来た方向からただならぬ気配を察知してこちらまで出向いたのだが.....
「さてと、とりあえず先程より感覚が濃くなりましたね....これさえたどれば.....」
そう考えるなりワイズは辺りを見回し、オーラを元に直感的に歩を進めていくと、ひとつの物体が目につく。
...?それは針状の突起を地に刺して立っており、西洋美術風なディテイルが眼を引く、アクセサリのような球体であった。
「おや、これは妙ですね。まるで人が置いたかのように突き立ててあるなど.....しかし、間違いではなかったようです。」
拾い上げたソレからは、確かにドス黒いオーラが伝わっており、試しに眼を凝らすと、黒いもやのようなものが渦巻いている。
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25: ディジェイヌ
2026-07-12 20:28:50 NWExZjY0(34)

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「ヒョッホホホ、いいぞぉ。計算通りだね!その調子だ!ホラ早く、致せ!咬ませ!!」
固く抱き締め合う少年と少女、その様子を下卑た面持ちで茂みから窺いながら影ーー先程アラタにドリンクを売った男は興奮混じりに口走る。

「え、どうしてあの二人があんな風になっちゃったかって?オーケイ、読者の皆にだけ特別に教えちゃおう!」

ーー我々、『和泉アラタによる麻帆良学園の実情に踏み込んだ動向反対派』の活動からサモンが抜けたのは記憶に新しいだろう。
恐らくはタツミヤめが姑息な入れ知恵をしたんだろうね。
だが、そもそもタツミヤや夜霧に志藤、デスメガネタカミチや...況してや学園長すらバックボーンで支援してるような和泉アラタへの対抗として大々的に実力行使で出ようとすること自体が間違っているんだ。
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26: ディジェイヌ
2026-07-12 20:32:48 NWExZjY0(34)

※ ※ ※

奈央達は仕事に戻り、ユーリヤはミカド陽歌と共に再び海へ向かったが、アラタはたった今のダメージの件、雛菜も予想外の出会いとイジリにドッと疲れたらしくもう少しだけ休むことにした。
が....
「......」「......」
特に会話があるでもなく、二人じっと並んで浜辺から喧騒を眺めるだけだが、確かな異変は迫っていた....

何気なく姿勢を直すと不意に、柔らかな感触が当たる。
互い、なんとなく眼を向けると、二の腕同士が軽く触れたらしい。
「!!?」「あ、す、スマン!」
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27: ディジェイヌ
2026-07-12 20:34:56 NWExZjY0(34)

※ ※ ※

「はぁっ、気持ちいいです。水の中も外も暖かいし、これはどんどん泳げちゃいますねぇ。」
「二人とも速いねぇ。私もあらたんのお陰で少しは速くなったかな?」
「さぁ、別にボク泳ぐの得意な訳やないし。てかとりあえず飲みモン買ってくるわ。」
さて、要望は特に無いらしいから適当に買ってくるか。
りょーやさんは自分でオールフリー買うとか言うてたな、そこまでして呑みたいんかアノおっさん。
そんなことを考えながら適当に屋台を探すと不意にひとつから声がかかる。
「ちょっとそこのお兄さーん、ドリンクだろ?ウチどうだい?」
眼を向けると、他より簡素な販売台にもたれる男ーーよれたTシャツには脱色を思わせる淡いシミがいくつも着いた、だらしない身なりの男だ。
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28: ディジェイヌ
2026-07-12 20:35:10 NWExZjY0(34)

ーーキャーーー!!

照りつける太陽、人が賑わう砂浜、広大に広がる蒼....

白くしなやかな肢体を踊り出しながら彼女は駆け回ってその光景を見渡した。

まじまじと一頻り眺めるなり、少女は満面の笑顔で紫晶(アメジスト)を思わせる瞳をより一層輝かせながら声を上げた。

「うーーーーーーっ....みーーーーーーー!!!」

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29: ディジェイヌ
2026-07-12 20:37:42 NWExZjY0(34)

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ーーーーーーーーーーーー
ーーーーーーーーー
ーーーーー
ーー

「くぅ、あの小僧、どこへ行った?」
「くまなく探せ、最悪こんな辺境なら"文字通り"炙り出せるだろ。」
「バカを言うなコリアンド、無駄な騒ぎを起こす気か。」
二人の影が口々に言う。
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30: ディジェイヌ
2026-07-12 20:40:10 NWExZjY0(34)

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ーーそして、流石は学園長先生だね、アラタ君のことも斟酌してくれて何かと手を回してくれたよ。
その一環で実力を計るための試練課したり色々とやるなかで、彼は偶然休日に暴れ出した超越不審者相手に組織のヒトが駆け付けるまで持ちこたえる健闘を見せたんだ。
元々PAって警官か、あとはハンターとかその組織とかが片手間程度に相手してるくらいだったんだけど、数が増えて手が回らなくなってるって懸念が出てたんだよ。
その矢先シドーはそんなアイツの健闘ぶりを見てコレは化けると踏んだんだって。
「・・・」
で、進路が決まってなかったのもあって聖櫻が超越不審者の出没率が高かったことや校風的に彼に合うんじゃないかと、シドーから学園長に、学園長から武上理事長にと掛け合った結果、討伐できるくらいの実力を付けたうえで超越不審者を優先的に鎮圧するという任務を負って聖櫻学園に入学したって訳さ。

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31: ディジェイヌ
2026-07-12 20:43:39 NWExZjY0(34)

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「単刀直入に言うからねー」
「・・・」
連れ込まれたのは聖櫻寮、しろかの部屋だ。
神妙な顔でノートを広げ、向かいの自分に目を向けてやがて切り出した。

「アイツの抱き心地どうだった?」
「ちょ!?ナニいきなり!?な何言ってるの!?」
冗談だ、勢い良く立ち上がって狼狽する雛菜に爆笑しながら流し、彼女は咳をひとつ話を戻す。
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32: ディジェイヌ
2026-07-12 20:44:39 NWExZjY0(34)

「シドー。」
「・・・」
警戒心も無く軽率に男の部屋に上がり込んでいる娘が不満げに声をかけるが気にせず本に目を通す。
「雛菜さんは一般人だしアイツは魔法を知ってはいても詳しい魔力まで読み取れない。でもシドーは違うだろー?」
「・・・」
「アレだけ濃い媚薬なら魔力だってかなり強い。魔法を多少研究してた貴方くらいならわかったハズだよねー?」
「....だから愉快犯一人確保するのに五人も動員させたじゃないか。」
返す言葉にわざとらしくため息をひとつ、しろかは少し眉をひそめて更に返す。
「あんなんヤバイってわかるでしょーが。なんで自分で手を打たなかったのさー?」
「....和泉クンは不審者を鎮圧するためだけに高校生になったんじゃないんだよ。」
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33: ディジェイヌ
2026-07-12 21:13:17 NWExZjY0(34)

「悪りぃ、とも思わねえけどよ。今のボクかなり気分最悪なんやわ。誰だか知らんけどこれ以上チョーシこくなら、解っとるか……?」
「やぁ〜だぁ〜冷たくしないでよぉ。貴方だけの私、私だけの貴方でしょ…!?」

バリバリとけたたましい音が響くと服が引き裂け、脇腹から鋏の備わったアームが展開すると軋ませながら蠢かせた。
「ねぇ、抱、い、てっ♪」
口元を軽く舐めながらアームと両腕を振りかざすとアラタも木刀を振るって弾きながら勢い良く突きを放つが、すぐにアームを交差させて防ぐ。
「ふっふっふ……ムキになってる♥」
さらり、カールをかけてセットした髪をはらいながら満足げに呟く姿を気にせずアラタが木刀を振り下ろすと軽やかに跳び、距離を取りながら鋏を構え直すとその場で一回りした勢いで再び斬りつけるように距離を詰めて腕を振り抜いた。
触手のように伸び迫る鋏の切先を木刀で逸しながら懐に潜り込んだアラタが振り絞った拳を腹に叩き込むと、大きく仰け反りながらよろめくもゆらりと踏みとどまり、すぐに反り返った首を戻すとカタカタと揺すりながら笑った。

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34: ディジェイヌ
2026-07-12 21:15:32 NWExZjY0(34)

カランカラーン
「暑いからって冷たくて甘いもんばっか食べてちゃダメだぞって訳でマタサブロー、特盛パフェ1丁ォ!!」
「いきなりなんだ!?つか言った端から!?あとお前もその呼び方かよ!まぁ良いけどッ!!」
「いや待ってなになになに!?」

夏休みののどかな昼下りを彩る喫茶店・赴嶺夜、六花と優輝が和気藹々と談笑していたその空気は有無を言わさず襲来したしろかという嵐もとい荒らしとカウンターから馬鹿律儀に怒涛のツッコミを入れる雅一郎によって崩壊した。

「おーう六花さんと優輝さんか〜。イヤあれよ、何っていうか良い導入が思いつかなかった。なんだろう、そういう話フツーにするのやめてもらって良いスか?」
「自分で言ってんじゃないわよ。」
要らんことを交えながら要領を得ない(※そんなものは無い)答えと共に当たり前のように二人の真隣りに座ったしろかは不意にニタリと笑みながら小さく息を吐く。
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