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86: ディジェイヌ
2026-07-20 00:00:24 Mzc0NGYz(12)

が、次の瞬間には地を揺るがすような衝撃が走り、奴の魔力フェロモンは霧散した。
エイスモディもマーメイドも驚きの表情を見せる先では銀色に輝く拳を地に叩き付けるクニオの姿があった。
「オイ、エイスモディよ。覚悟はできたか…?」
「くっ…嘗めるなよ…!」
力を振り絞って放った魔力すら掻き消され、苦し紛れに呼吸をもらしながらもなんとか立ち上がろうとするが足元がガクガクと安定しないエイスモディはしかし、声を荒げる。
「人間よ、貴様は一体何だというのだ!?なぜマーメイド如きに肩を持つ!?そやつらが歌えば船乗りは惑い、近寄る船は沈む、人間にとっては紛うこと無き"敵"ではないか!」
「ッ…!」
突き放すような言葉にマーメイドは言葉を失う。
一方でクニオは構わず、腕に銀色の光を迸らせながら右手首に左手を添えて構えを取る…
「なんてことはない。この子と出会えて色々知れたからの。何よりも……」
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