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14: ディジェイヌ
2026-07-18 00:13:36 NDVkNTY4(6)

ーー真一がそうであるように、松の木家は魔法使いの家系であり、当然邦夫がその職で名を上げているのも同様の背景があってこそだった。
彼は魔法使いとしての力を用いて当世界も異界も問わず様々な怪魔を調査探求し生態を解き明かし、知識を深め、そして広めていった。
孫の真一は幼少よりそんな彼が見ている世界に同じく魅せられ、魔法関係者としてその功績を活かせるスキルを磨けないかと考える。
そして行き着いたのが人畜を害する異形が姿を顕せば邦夫の記述を元に立ち向かう退魔の道ーーその中で銃を扱う銀弾の射手だったらしい。

「でも、数年前にちょっとした転機が訪れたんだよね。」
真一は紅茶を飲んで一息つく。
松の木邦夫は生涯現役と言わんばかりにピンピンとしていた男だ。
しかし如何に活力に満ちていても老いる時は老いる。
邦夫も今までのように自ら異界等に出向き、異形の者を知ろうという活動には限界を感じており、身を退くことを決意した。
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